微妙なテーマと微妙な議論

 分子生化学の課題は気まぐれでいつも何かしらについて生化学とはあまり関係ない意見を聞いてくるのだけれど今回は少子化問題の是正について自由に意見を述べよと書いてあった。

 まあなんとなく興味のあるテーマだしつらつらと書いたのだけれど結局のところ女子が積極的に社会進出するような社会では必然的に子供は減るわけで、だがこういったものへの回答に女性の社会進出を阻むべきなんて書くのは時代に逆行しすぎていて書きにくい。

 平等というのはどこまでが合理性があってどこからが合理性がなくなるのかというのは非常に難しいところであり、複雑怪奇である。組織運営でもそうなのだけれど、仕事の割り振りなんかも平等にはなるはずが無いので、なんともしようがない。

 そういえば先日も東京理科大でミス・ミスターコンテストが廃止されるとかで、色々理由を挙げていたのだけれどその中にわざわざルッキズムの助長に繋がると書いてあってこれが浸透したら怖いなと感じる部分ではある。ルッキズムと言い出すと化粧品とかアパレルの宣伝やらモデルやらグラビアやらそう言うのも全てルッキズムの助長に繋がる可能性があるわけである。

 もちろん整形などの技術が発展した現代だからこそ慎重になる必要性がある分野ではあるのだろうけれど、キリがない。

 だいぶ話が飛んだのだけれどつまりあることが男性へのハラスメントであることは女性への差別なんて言うことを細かく定義すると定義自体が差別にあたるとかあたらないとかもう怪物みたいな文章になってしまって議論にならないと言うわけである。現実的な方向性で、と言うけれど理念的な現実を見るだけで実際的な現実を見なければ状態が改善などしようはずもないわけで回答に窮したということであった。

 

一応子供は欲しい たかたか。