友人の卒業に寄せて

 予備校に通っていた頃は高校生としての自分のピークだったかもしれない。自分の精神年齢を振り返った時に19で浪人したあの頃にようやく精神的に高校生になった気がする。

 浪人は全てを変えた。元々高校生の私は他人と群れる方では無かった。個性やキャラクターという言葉に逃げる無個性な孤立した人間に過ぎなかった、と高校生当時を振り返って思うのである。ある意味引き摺った中二病であった。これが許されたのは高校当時の閉鎖的環境に他ならなかった。今思えば浪人時代の友人というのは新しい風を吹き込んだ存在だった。

 ただ今年卒業していく彼らとそれほど仲が良かった記憶もない。予備校を卒業していき大学に入って改めて会って、特に四年ぶりにあったかつての学友とは数十分カフェで話しただけだったけれどもなんだかある意味予備校時代もこうだったなと思い出すいい機会であった。予備校で会い、一緒に昼ごはんやおやつを食べたり、勉強したくない時は講義を切ってしゃべっていた。私は話題を提供するのがそれほど得意では無かったからそれほど盛り上がってしゃべることはできなかったのだけれど。

 久々の更新をしてみたのだけれど特に何か言いたい訳ではない。というより何が言いたいのか分からないが、とりあいず書いて記録を残しておきたいので書いている。気づけば大学に入り四年が経った。実感が湧かないけれどこんな風にして時はすぎていくんだろうと思う。いずれにせよ卒業する予備校同期達とまた数年が会えたら良いなと思う。

 

久々の たかたか。