二位じゃダメなんですか?

 疲れた。そんな日もある。こういう日は正直朝から活力がないというかそんな日である。オンライン新歓はまあ多少空回りしたが先輩達がフォローしてくれたのでそれでよしとする。

 先日、ゴルフではアジア人の男性で初めて松山英樹がマスターズを制覇した。まあゴルフ界ではかなりの偉業であると言える。今日は別にゴルフの話をしたいのではなくって一位になるのはとても難しいという話である。何にせよ首位になるには勿論実力で圧倒するなんて手段がまず考えられるが、これは非常に困難である。大体どういう環境にも先駆者というのはほぼ必ずと言っていいほどいる。基本的にこの世の中では、携帯電話の契約を除けば、先に環境にいた人の方が有利になるようになっているはずなので単に打ち倒すには何か奇想天外なものが必要である。あるいは運だとか何か神性なものがないと無理である。

 松山のゴルフの実力を否定してるとかでは無くて、正直松山はそういう星の元に生まれた人ではないのかなと思っていた。優勝しているのを見て、ほう、と思ったわけである。

 人生どこからが運任せでどこからが実力かなんて言うのは永遠にあらゆる界隈で議論されていて親ガチャにせよ何にせよそうである。運も含めて実力だ、なんて言葉は深いようで浅く、深い言葉なのかもしれない。努力をすれば成功するかは断言できないし、同じくらい努力をしなくても大丈夫かということも断言し難い。

 人間というのは賭け事が好きなのに人生を運任せにするのはあまり得意ではないらしい。まあ運任せの人生というのはそれはそれで疲れるから当然と言えば当然か。

 ところで今日は何故疲れているのだろうと自問自答したけれど、どう考えても京都に帰るのがしんどくて前疲れというやつである。いっそ京都に帰るかどうかもサイコロで決められたらなぁ。

 

賭け事は弱い たかたか。