星になれたらとかいうやつ

 長く助走を取った方がより遠くに飛べるって聞いた。というミスチルの歌詞がある。本当か嘘かは分からない。

 ただ最初から助走が長い前提というのはそれはそれでうまくいかない気がする。物事というのは後回しにするのはすごく簡単でまあ今日も気づけば後回しにしていた仕事やら課題やらが集積している。結局長い時間をかけても長く助走を取れるわけではない。寧ろこんな風になるとマリオカートで周回遅れでロケットスタートしている感じになる。

 受験ではこの罠に嵌る人間が多くて膨大な量を前にすると期間を長く取ってゆっくりやろうなんていう甘っちょろい考えを持った人間がいる。まああるいはダイエットなんかにしてもそうである。長期間かけて少しずつ痩せようとかそんなことを狙っている。

 だがしかし受験もダイエットもそんなに都合良く行くはずは無くて結局ある程度短い期間に集中した方が伸びる。勉強でよく言われることであるが、あるところから全く理解ができなくなった。という話を良くされる。だがしかし大半は特定の分野で躓いた結果、他の分野を解いていないだけである。ダイエットにせよ体重が停滞し始めたら最終的には運動強度を上げて食事制限をきつくして落とすしかない。なんらかの方法で体の中の栄養を消費しない限り痩せないからである。急に痩せるとリバウンドが怖いなんて言うけれどまず痩せないとリバウンドすら出来ないのである。

 まあそんなことを言いつつ自分の人生を振り返るとそんな風にさっとできたことは少なくて浪人したり留年したり、色々なのであるが、その辺はご愛嬌ということで。

 

留年は短めな助走の たかたか。