ジブリ鑑賞

 試験が終わった日というのは幸せでたくさんお酒を飲んでずいぶん気分が良い。まあとは言え下戸でもあるからそんなにたくさんの量は飲めないけれども。

 今日は金曜ロードショージブリ風の谷のナウシカをやっていて今日も今日とて全体の構造を見つつ、自分がどんな脚本を演劇のテーマにしたいか考えていた。結局どんな演劇も人生観に踏み入ることが多いけれどもこれは実に厄介で人生観なんてものは若い頃に決まっている人なんてほとんどいない。

 決まっていないなら柔軟にすれば良いのにという意見もあるがそれも違う。無用にこだわりというやつも強いのでその時にやりたい作品というのも実は自分は結構違うタイプなのでは、ということがわかった。つまりはめんどくさいタイプということである。

 さてナウシカだがとても素晴らしい作品である。ナウシカと似た構成の作品としてもののけ姫もあるけれど、どちらも自然は起こった事象にただ怒り、人を罰する畏怖される存在でありながらも大地として人間を庇護する存在でもある。自然の至極シンプルな応答に対して、人間は常に様々なことを考えている。自然と違い、理性と感性が分岐した人間は必ずしも一方向的な回答を出すことができないのである。別に批評なんかは十人十色なので見ている間はこういう観念は忘れて是非見てほしい。

 

今日は宗教チックな たかたか。