御陵から安土の風景

 45キロを歩ききった時は既に足裏と靴がフィット感を失っており兎に角足裏が痛かったのを覚えている。今回は企画で京都の御陵から滋賀の安土まで徒歩で移動する大人の遠足をしたのだけれど同行者は途中で疲れ果てているものあり、ギラギラと異様に光る眼をしているものあり無茶苦茶であった。

 歩いていて気づいたのだけれど単調な景色というのはこのような場合において最悪でとにかく延々と小麦畑と田んぼが続いた時は死にそうになった。街並みが面白かったのは大津くらいなのでここを出ると本当に何もなくて、駅前以外は何もないような場所だから延々と次の街を目指して歩くことになる。

 街というのがどれだけ良いかというと建物が過ぎて行くごとに歩いているという実感ができるし、コンビニなんかで飲み物も買える。目的地に歩いていて次の休憩場所のコンビニまで3キロ先であり、周りは全て田んぼということにはならない。

 ところで近江八幡とか妙にお好み焼き屋をたくさん見た気がするのだが何故なのだろう。滋賀は大阪のベッドタウンになっているというからお好み焼きが好きな人種が多いのかもしれないが果たしてこの推論は合っているのだろうか。

 

結構歩いた たかたか。