風俗への助成金の可否

 少し更新が遅れてしまった。というより本来は夜更新のはずなのだがかなりずれ込んでいる。いわゆる概日リズムの乱れ、というものであろう。

 久々に本当に書くネタに困った日だった。試験終わりという時間は一つ脳が休憩している時間でもあるというか、何も考えられないからなかなかネタというのも思い浮かばない。

 そんなこんなで時事ネタをパラパラと見ていると風俗業界に対してコロナの支援をすべきかというものがあった。様々な意見があるけれど風俗で働くメリットは一つに種々の税金を払わなくて良いことが挙げられる。さらには職歴、学歴、前科等も問われないため最も就職しやすく、時給が望める職場である。反面見た目や喋りが重視される世界なので働くなら出勤日のセット、メイクなどの値段(給料から天引き)やあるいは場合によっては、整形や歯の矯正なんかも必要だろう。この辺は結構コストとしてはかかる分野である。まあ国立大を卒業しようと思うと学費で二百万くらいは飛んでしまうし結局この辺の投資は何に対してするかということである。

 基本的に裏の社会の職業なので、こういう仕事につくのは実際的な社会に不適合な人間である。職業差別だと言ってくる人間もいるかもしれないが、そういう意味で言っているわけではない。こういう社会に適応しにくい形質を持って生まれる場合は常にあって、予備校講師や塾講師なんかも就職に失敗したり、会社で働けなかった人たちが多いわけである。林先生なんかがそうである。

 というわけで風俗業界にいる人間が他の職につくのは難しいという観点から補助金を出しても良いという意見がある。しかし都市計画から言って、飲食店にお金を出すのは街の活性化に貢献し得るけれど、風俗店というのはあまり目立つと街の見栄えに悪いし、治安も悪化するので行政サイドから言えば無い方が良い程度の存在になっている。だからこそ自治体はあまり補助金を出したく無いのである。

 出すべきか出さないべきかと言われると出さないでも良いだろう。こんな時期でも普通のスーパーやコンビニバイトの求人は多いし、むしろ風俗という道を断つという意味でも助成金を出さないというのは一つのアイデアであると言える。双方にとって必ずしもデメリットでは無い。

 

税金はまだ払っていない たかたか。