プーさんの精神鑑定

 プーさんで精神疾患の診断ができるアンケートみたいなものがあって早速やってみたのだけれど最早当然の如く注意欠如の傾向が出ている。多動と怠惰はどちらも強い謎の状態でその性格診断では判定はできなかった。

 というまあばらつきの出やすいこういう診断はさておき、幼児期にすでにこうした傾向があったし病院でもそう言われていたからそれほど驚きはない。結局、人間は環境への適応と教育によってあまりこうした個性に関係なく平均化されていく。とはいえ自分が一般的に言われる、普通の人間、とはあまり見做されないが。

 人間というのは難しいもので社会に入るにはゼネラルな形が必要になるが社会で認められるにはスペシャル性も持ち合わせていないといけない。就職活動にせよ何が特技なのか自分を見直す必要が生じてくるわけである。結局世間とか社会とかいうシステムはうまく出来ていて、まず見込みのないものや扱いづらいものを切り捨てて、次に見込みのある人間や扱いやすい人間を見極めるというわけである。人間も市場で売られる野菜だの魚だのと大して変わらず、形が不揃いなものは最初に捨てられて均一化された後、消費者はフレッシュだとかなんとかで更に見極めを図るわけである。

 選ばれるのに見た目や新鮮さが大事なのも食材と共通な点ではあるが、最近は特にこのシステムが批判されている。

 ただそういう平等な社会に持続可能性はあるのだろうか。内面が大事だという意見があるけれど内面とは何かとはいつも考えさせられるものである。

 

早起きして書いている たかたか。