生食可能な程新鮮なレバー
生食可能なほど新鮮なレバーという響きはなんだか限りなく透明に近いブルーみたいな響きに似ているし、法律的には限りなく灰色に近いホワイトみたいな感じであろうか。まあおそらく英語で無実のことをシロとは言わないだろうが。
日本は今はもう純粋なレバ刺しのようなものは出せないため、食べようと思うと個人経営のお店で顔馴染みに対して出すようなメニューになっている。あるいは焼きのメニューとは別に単にレバーと書いてあって横の注意書きを見ると生で食べられるほど新鮮で美味しいレバーです、なんて書いてある。提供する時はごま油付きで出し済ました顔で帰っていく。魚にせよそうだが生レバーというのはごま油が合いやすい場合が多い。
レバーが苦手という人は大体加熱したものが苦手、なんていう場合が多い。生だとレバー独特の臭いはほぼ無くて強い甘みがある。控えめに言っても最高なのだが新鮮なものでないとやはり臭みが強く食べられたものではないらしい。
まあなんでこの話をしているかというと今日は父親の行きつけの焼肉店に行かせてもらったからである。リーズナブルかつ美味い、客側としては素晴らしい店である。
モノの値段というのを決めるのは難しい。モノの値段を決めるのは二つ学説があって労働価値説と、これに対抗する市場原理主義みたいなのが存在する。どっちの話も説得力があって面白いので簡単な本でもぜひ読んで欲しい。
そういえば今日は本の話ばかりしているのだが、最近はめっきり読むことが少なくなってしまった。なんというか自発的に本を読むことというのが案外疲れるとでも言おうか。自分は現代の名作小説みたいなものを殆ど読んだことが無い。実際問題、限りなく透明に近いブルーも実は見たことがなかったりする。
図書館はハードルが高いし誰か数人で本をシェアして感想を言い合うサークルみたいなのがあっても良いのかもしれないと思いつつ起案する力すらなく。まあ部活引退したら、とか言い訳しているが実習もあって大変なのに果たしてそんなことができるのか微妙だろう。
もうニュースにすら疎い たかたか。