築地に多目的トイレはあるのか

 不倫で社会からバッシングを受けた渡部さんである。ご存知コロナで暇な極東国家日本ではちょうど良いゴシップと批判の対象になっており、まあ不倫の時期が悪すぎたとしか言いようがない結果である。ことが思い通りに進まない時というのは全てにおいて思い通りに進まないものである。バイトまでバレたらたまったものではない。

 中野信子、というよくテレビに出てくるおばさんがいて、この人もキャッチーなテーマで本を書くのだけれどその人の本でなぜ不倫は批判されるのか、なんて文章があった。とは言え三ページくらいしか読んでないのだけれど、読んだページの中に、不倫は社会のルールから一人逸脱し利益を享受している、と見られると記入してあった。ここで面白いのは利益を享受しているという見られ方である。つまり不倫は少なからず多くの人がしたいけれど、時に勇気がなかったり、時に不倫するに値する実力がなかったり、時にモラルに邪魔されたりして不倫していない、こう解釈できる。

 まあ考えてみれば生物学的にも不倫は有利である。自分の遺伝子を継承する人間を増やすには試行回数を増やす以外にないという確率論的に最も合理的な生物の選択であろう。

 世の中の闘争、の一つに弱者と強者の争い、というものがある。そんなの弱者が勝てるはずないと思うかもしれないが弱者は弱者なりの知恵がある。それは圧倒的にマジョリティである弱者で結束して強者を倒すことが可能という事実なのである。あらゆる道徳もモラルも宗教も根本的には弱者が強者に喰われないよう長い年月を通して完成させたものである。こうしてモテやすく不倫しやすいという形質もモテにくい層が支持するモラルにより叩き潰すことが可能なのである。

 まあ正直渡部は佐々木希のことは好きだったんだろうなとは思うし築地でアルバイト頑張ってくれ。

 

非モテの妄言を吐く たかたか。