世界一まじめにやる茶番:聖火リレー

 オリンピックの聖火ランナーが福島でスタートしたようである。有名人がランナーを辞退したり、まあ他にも色々ゴタゴタしていたりと大変であるがとにかくこういう状況下でも聖火は走り出した。聖火ランナーベルリンオリンピックナチスドイツが始めたことだけれど盛り上がるので特に改変されることもなく制度は残っている。ナチのシンパというのは基本的に全て否定されるけれど聖火はセーフらしい。

 ところでナチスドイツが人気があるのは聖火の他には主に女性の権利団体である。まあ実際はネオナチが少なからずいるからそっちの方が界隈としては大きいのだろうけど、とにかくナチスというのは女性の権利保護に熱心だった。保育所を充実させたり、休日は子供を置いて遊びに行けるような主婦にはありがたいシステムを構築していたそうである。

 ただこのナチスが掲げていた女性の理念は良妻賢母、というものである。昔なら良い意味で今なら悪い意味で使われがちなこの言葉であるが果たして自由主義とこうした保守的な考え方、どちらが良いのかは誰にもわからない。

 世の中はみんな自由で権利が持てていると良いよね、なんて世の中だがみんな自由で権利を持っていることは大変に息苦しい。当たり前の話、お互いの権利でお互いを制限しているわけで、もし無限の権利が存在すれば個人間の権利は打ち消し合い、無限の制限が発生することになる。

 だからと言って女性の社会進出に反対とかそういうことを言っているのではない。普段行く立ち飲み屋の店主夫婦とはよく話しているしこのブログを読んで短絡的に結論を出す事柄でもないだろう。

 

言論の自由を持つ日本国民の たかたか。