熱帯雨林大冒険

 試験直前にもなってやることでは無いのだが、Amazonでの商品の探索が楽しい。緊急事態宣言が延長されるかもしれないことや直近に友人の誕生日が迫っていることもあってお酒を見ているのだけれどおすすめに進めば進むほど無限にお酒というのが出てくる。

 何か興味を惹かれるお酒を見つけるとその酒蔵のホームページやオンラインショップを見に行くと本当にキリがない。同じ日本酒のブランドでも添加物やあるいは精米等の過程でさまざまな味というのがある。例えば純米吟醸だの、そういうやつである。

 もちろん酒屋に行っても良いのだけれど酒屋とは言え取り扱う酒には基本的に得意不得意というのがあっていろんな説明が聞けたり試飲ができたりする代わりにネットで探すよりは種類は基本的には少ない。という言い訳をしているが家に出ずに酒が買える方法に気付いてしまったのでそれを利用している。

 新しいお店を探したり、お酒を飲んでみたりというのはまた違う気分になれる。飲むことももちろん大事なのだけれど、どんな味なのか想像しながら調べるというのも実に夢が膨らむものである。これは使えるお金に制限がある時にできる楽しみである。なんでも買えてしまうとこの吟味の過程がなくなってしまってそれはそれで良いのだけれど風流というものがない。

 芋粥なんていう小説があって、主人公は死ぬほど芋粥が食べたいといつも思っていたが知り合いの名士にいざ死ぬほど芋粥を出されるとすっかり食べる気がなくなってしまったというお話である。子供の頃はさっぱり意味がわからなかったが最近になってやっと理解できた気がする。芥川は子供に読ませるものではない。

 

いつの間に高い酒ポチった たかたか。