司法予備試験

 高校時代からの友人というのはかなり少なくてラインを持っている人間もごくわずかだし連絡を取る人間ともなるとさらにごくごく限られた人しかいない。高校時代はスマートフォンも持っていなかったしそんなものなのだろう。

 今日は中学、高校と六年間クラスが一緒でそのうち五年間は出席番号が前後だった人間から司法予備試験に受かったというラインがきた。昔から優秀な人間だったから特に驚きもないけれど中学一年からずっと話している人間がいよいよ法曹資格を取得しようとしているというのはなんとも感慨深い。

 思えば中学高校何でも卒なくこなすやつだった。将棋も全国総合文化祭行っていたしテニスも部内二番手で文系で成績は学内総合主席だった。ある意味中学一年の時二日目に話したのがそいつだったわけであるが実に運が良かった。その後中学高校とろくに集団生活をおくれていなかったけれど、彼が周囲と一定の距離を取りつつもちゃんと馴染んでいる典型的エリートであってくれたおかげでなんとか六年間そいつの近くで過ごせたという側面がある。

 こんなことを言うとSNSに湧く意識が高い人になってしまうけれど人との繋がりが間違いなく生きていく上では大事になる。ヒトという生き物が動物と違う側面の一つに複雑な社会の形成というものがある。社会性の獲得は社会構成の一機能としての義務の受容やあるいは妥協であるが結局これから逃げることはできないのであって、できるのはどの社会に属すかという選択だけである。

 何やら高校の時の思い出に浸ってしまったが自分も国家資格の取得を目指す以上がんばらなくてはならない。

 

明日からはマジで頑張る たかたか。