妥協的現代結婚主義

 現代は自由に結婚ができる文化となった。結婚しないオプションを選ぶ、或いは選びたいと考える人は増えているらしい。

 果たしてそのライフモデルというのは確立されたものであるのか?人類は長らく家に入り結婚するという様態を守ってきた。核家族が進む現代ですらそうである。人生において結婚しないというオプションを選択する場合、正に自分の可能性を切り開くことになる。過去の成功モデルが確立されていないからである。結婚すれば子供を産み、育て、老後を過ごし家族に囲まれて惜しまれつつ死ぬなんていう成功に対するロールモデルがこれよりずっと細かくある。これが成功か、という個人的観念はさておき、子供を作る事自体は社会で推奨されているし、生物学的にも遺伝子を残せ、かつ生涯におけるパートナーを持つということは一つの成功モデルであるという事はご理解いただこう。

 人生一度切り、なんて言葉がある。一度の人生だから悔いなき選択をせよということである。大半の人間はした選択肢に対していちいち悔いることなどない。自己評価が高いだけか自己評価と実力が共に高いか余程そういう人間でなければ最後は自分の決定を勝手に受け入れるものである。

 そんなのは妥協だ、なんでいうのかもしれないが妥協しようが諦めなかろうがどっちを選んでも精神的解決に他ならない。寧ろより不確定な未来に自分を賭すことも一種の妥協であるということもできる。

 そういう意味で結婚というのは非常に魅力的なオプションである。結婚の良いところはもしそのライフスタイルが合わなければ離婚して別のプランに移ることができる。つまり結婚する事は成功に対して極めて合理的である。ということで読者諸君はこのブログに基づきどんどん結婚することをお勧めする。

 

28くらいで結婚したい たかたか。