ネコとコロナとハイネケン

 今日も元気に夜食を作り深夜の飯テロ投稿を成功させたものの今回作った豚バラのビール煮は作るのに大体二時間半はかかっていて夜食のために二時間半かける人間がどこにいるのかと言う話ではあるのだがしっかりここにいる。

 最近のスーパーはビールだけでも色々なものを置いていて、第三のビールこと脱法ビールまで含めるとかなりの種類になる。今日飲んだのは水曜日のネコというふざけた名前のビールであったが味は攻めた味というよりはむしろまろやか、クセのなく飲みやすい味であった。ただビールが全く飲めないというタイプに初めて勧めるほどのビールではなく、しっかりとビールとしてのクセも残しつつというやつであろうか、まあそこそこに美味しかった。リピートするかどうかはわからない。

 結局のところ普段から飲み食いするものというのは美味しければ良いというのではない。普遍性が大事である。めちゃくちゃにうまい必要性は無くて、かといってまずいのは困る。なんというか舌を支配しすぎないのだが、たしかにそこにあると言えば良いだろうか。

 社会で生きていく時もそうだけれど尖ったオンリーワンな味わいを出すなら先駆者とは違う味でないと誰も受け入れてはくれないというか受け入れる必要のないものになってしまう。結局生きる上で標準化されてしまってこれはこういう風にあるべきだなんて規格を受け入れてしまうのだけれど大学くらいちゃんと逸脱したいというのは人情な気がする。

 このコロナ禍の抑圧は大学生にとっては厳しいものになった。そもそも大学生が槍玉に上げられるのはおかしくて、どう考えても高齢者の方が群れて遊んでいる。そうでなければ孤独死でもしたら困るので定期的に会うことが必要だからパターゴルフだの地区会だの頻繁にしているわけである。勿論大学生も集まっているのかもしれないがそんな毎日毎日飲み会をしてギャンギャン騒いでいるのは極々一部の連中であろうしそんな人間は本学でそれほど聞いたこともない。

 別にルールを逸脱しようとは思わないがそのまま従うのも癪なことこの上ない。

 

ビール煮はハイネケン使った たかたか。