春の陽気に飛ぶ花粉

　花粉症の季節到来、目は痒く、鼻もムズムズするし、口の裏にも独特の痒みが出る。花粉症もどの花粉に反応するかで人により苦しい時期が違うのだけれど最近は少し暖かいせいか春を前ににしてすでに花粉が飛び始め、凄まじく目が痒い。コンディション的には最悪である。

　全く戦後すぐに杉を植えた国策というのは結果的には誠に罪深いことである。林業が衰退した結果多くの植樹林が放棄され、ただアレルゲンを飛ばしている場所と化している。困ったものだ。そういえば今の都知事は花粉症をゼロにすることも公約にしていた気がするけれど勘違いだろうか。冷静に考えて花粉症はアレルギーなのでそう簡単にゼロにできるものでは無い。

　結局民主主義の限界はポピュリズムに意見が流されやすいという点である。大衆というのは、まあ自分もそんな大衆の一員ではあるけれど、実に愚かである。

　日本は長らく官僚国家であった。江戸時代も君主制というよりは役人の武士がほとんどの仕事をしていたし、明治以降は完全な官僚政治である。前の総理大臣の安倍晋三の一族の佐藤栄作や岸信介戦前は官僚として、戦後は政治家に転身した。

　少数の人間で物事を決める方が愚かなのか多数の人で決める方が愚かなのかその結論はどこに行っても出ていない。多数決、民主主義、を主張する組織で、トップの公約に強力なリーダーシップにより組織を指導する、みたいなことが書いてあって最初から矛盾しているようなこともある。

　一人の人をコントロールすることは難しく、大勢の人をコントロールしようと思うと尚更難しい。

マインドコントロールがしたい　たかたか。