女もすなる化粧といふものを。

 ブログを書き忘れたことに寝ている時に気づいて飛び起きた次第である。過去一遅い更新は他にもあった気がするし試験前ということなので許してもらおう。ただこうして途中で気づいて飛び起きるというのを考えると生理学なんかでやらされた、レム睡眠は眠りの浅い睡眠で脳は活性化しているというのはあながち間違いではないらしい。

 ここ最近はまた特に寒い。洗濯物を干す時ですら上着を着てガチガチに寒さ対策をして行っている。上着といえば街を歩くと今年は丈長なコートを着ている人が多い印象である。流行っているのだろうか。最近の最新流行というのは新しいデザインというよりは平成初めや昭和最後あたりの流行を何度も焼き直しているように見える。アパレルは日本の文化を韓国なんかが取り込んで今度はもう一度日本に逆輸入されている感もある。

 流行というのはある時から人工的に作られるようになり、雑誌なんかではなんだか何かのコンサルタントだとかデザイナーだとか横文字のついた肩書きの人が、今年の靴はこれ、上着はこれ、髪型はこれ、時計はこれ、パンツはこれなど季節を前に先手を打って発表してくる。そして最も流行に敏感な人から対応していくわけである。

 服という概念はもう限界に近いのかなと思う。完成されてしまい、何か奇抜で目を引く格好というのは消えた。数十年後、社会が進歩しても服はあまり変わらないんではないかと思う。代わりに化粧や整形なんかのように容姿自体を整える方向にシフトしているのかもしれない。そのうち男も普通に化粧する時代が来るだろうか。

 

男もしてみむとて化粧はしない たかたか。