ツイカストランプ大統領

 トランプ大統領Twitterが凍結されたらしい。その大統領とは思えないツイートを任期中披露し続け、低評価ボタンが有れば連打されていたであろう彼であるが、Twitter社が恣意的に彼のアカウントを凍結することは許されるのだろうか。

 言論の自由と放送への責任というのは常に相反するものである。即ちメディアというのは放送によって多くの人々の観念に影響を与える以上はその内容について倫理的責任を負っているということである。ところがこの倫理規定というのは曖昧でどうとでもねじ曲げられてしまう。体制派が強ければ検閲になり得るし反対に今回のようにあまりにマスメディアが発言力が強すぎる場合それはそれで彼らの不都合なものは全て倫理的に放送規制できることになってしまう。

 トランプは別にTwitterで卑猥な発言を繰り返していたわけでもあからさまなヘイトスピーチをしていたわけでも無い。勿論、眉唾な陰謀論や自分の主義を唱えてはいたけれども、それ自体は規制の対象にはならないはずである。

 とすると即ちトランプの日常の行動が問題視されたことになる。だが本来的に言論の自由なんていうのが日常の行動によって制限されるのは警察にしょっ引かれた時くらいである。

 マスメディアは今や公権力となった。これは大分前から言われてきたことだが図らずもトランプという存在はそれを証明してしまったと思う。彼らは明確にトランプの行動を明確に批判し遂には彼の持つ人権の一部の制限にも成功した。

 メディアはそれ単体で多くの人を教育し、また権利を制限する。更にこれらに関しては規制が明確には定まっていないため現代で圧倒的な権力を持つのは実はメディアかもしれない。

 

マスコミは嫌いな たかたか。