リクエストとお金、導入

 ここ最近の導入はコロナについてのことが多いのだが、ここ最近時事ネタを使おうとするとどうしてもそうなる。ところでリクエストもあったことだしちょっと歴史ネタも実験的にしてみたいと思う。もしリクエストがあるなら質問箱などでどんどん送って欲しい。

 このネタどの時代をするか、あるいはどの国をするかで全然違ってきてしまう。日本史でいえば戦国時代が好きな人間がいれば明治維新が好きな人間、古代史が好きな人間、等なかなかニッチな分野である。ラーメンで言えばそれぞれの時代は二郎系と塩ラーメンくらい違うから好みがどちらかというのは大きく分かれるところである。

 ところで歴史上一番好きな人物は誰かと聞かれると福澤諭吉である。だがもう少しでその座は渋沢栄一にとって変わられるかもしれない。彼らを嫌いな人間は日本円を使う人たちの中には存在しないと思うのだが、この人物選択は一体どういう選定のされかたなのだろう。二人とも国の英雄、みたいな派手な人ではなく文化人や財界の大物である。

 福沢は慶應義塾大学の創設者であり、よく婦女暴行で話題になる慶應ボーイ達の原点である。そんなことはどうでも良いのだが彼の著書には脱亜論というものがある。読んで字の如くアジアではなく欧米と付き合いましょうと言った内容である。1984年に彼は発行されたのだが、その後の1990年代の中国の江沢民や、韓国の盧泰愚と言った国家主席が極めて反日的なことを考えると80年代からこうした国と摩擦があった、とも考えられる。渋沢栄一にしても日本の資本主義構築の第一人者と言われる人であるし、一時期は韓国が日本の保護国下にあった時は韓国で紙幣になったこともある人物である。

 意味があるのかないのかはさておき、意図的に決められるお札の顔の歴史というのを今回はしてみたが、いかがだっただろうか。機会が有ればお札の肖像画をゆっくりみてみても良いだろう。

 まあ結局お札は眺めるものではなくて使うものである。

 

お札は燃やして靴探し たかたか。