お金欲しい人気も欲しい

 高級取りと思われているお医者さんも大学勤務だと大変であるなんてことはあまり知られていない。東京女子医大の医者が待遇が悪くなりすぎて一斉に退職したなんて記事を見たけれどまあ病院側も経営は厳しいのだろう。

 医者は先生と呼ばれる職業である。女性はかつて太陽であった。今月であるなんて大正時代の運動家平塚雷鳥は言ったけれど、まさに医者も今月であるなんてそういう環境である。社会的地位というよりもその地位に対する信用と義務だけが残った。その割に相変わらず医者信仰はすごいから毎年たくさんの人が医学部を受験している、誠に結構なものである。

 前に誰かのツイートで見たのだけれど、世の中の物事は何でも、それが一番利益が出る時を通り過ぎた時が最も人気が出る、つまり利益に対して人気は遅れてやってくるというものである。まあ人間というのはリスクは取りたくないからあまり先進的なものに手は染めない。動画アプリのyoutubeにしてもそうだけれど最近になって芸能人の参戦が劇的に増えている。一方のYouTubeは毎年過剰な広告が増えて徐々に落ち目に見える。

 この落ち目の業界で、ある先生なんかはどの業界でも能力のある人のみが生き残るというけれど、かつては生き残るのではなく、勝てる、であったはずでそれが生き残るという領域に下がっているというのは随分と寂しいことではある。

 

不労所得を目指す たかたか。